パンジーは、花色が豊富で簡単に育てられることから寄せ植えに欠かせない花として人気です。そして、パンジーは秋から春までの長い期間花を楽しめるのも人気のひとつですね。
パンジーをプランターにおしゃれに植えたいけど、一緒に寄せ植えできるおすすめの植物を知りたい。プランターには一株だけ植えるの?など気になることは多いと思います。
今回は、パンジーをプランターで寄せ植えする時のコツをわかりやすく解説します。
パンジーをプランターで楽しむコツは?何株植えられる?
パンジーはプランターがあれば、花壇がなくても簡単に寄せ植えを楽しめます。プランターにはパンジーの苗を何株植えれば良いのか?といった寄せ植えのコツを知っているともっと簡単に始められますね。
ここでは、パンジーをプランターで寄せ植えする時のポイントを詳しく紹介します。
プランターにパンジーは何株植えられる?
一般的にホームセンター等で売られているプランターを使った場合、1つのプランターにパンジーの苗は4株くらいがベストです。その理由は、苗は最初は小さいですが、成長すると30センチくらいまで大きくなるからです。
寄せ植えする時点では、苗と苗の間が気になりくっつくように並べて植えたくなりますが、くっついていると苗同士がぶつかり合い、互いの成長が止まってしまいます。プランターにぎっしり植えたくなりますが、成長を見込んで苗の数は4株までにしましょう。
次に、鉢の大きさに対するパンジーの株数の目安を紹介します。
パンジーに適した鉢の大きさは?
パンジーを寄せ植えする鉢の大きさは、苗1株なら5号サイズ程度が良いと言われています。5号サイズの鉢は鉢の直径が15センチです。お店に行くとサイズが表示されているので、表示を参考にすれば簡単に好みの鉢を探せます。
一般的なプランターのサイズは長さが65センチです。5号サイズの鉢にパンジー苗が1株と考えると、65センチのプランターに4株ということになりますね。
パンジーの寄せ植えをおしゃれにする
プランターを使ってパンジーをおしゃれに寄せ植えする方法がたくさんあります。パンジーは、花色や模様の種類がたくさんあり、寄せ植えに最適です。
ここでは、パンジーの寄せ植えをおしゃれにする方法があります。
- パンジーだけの寄せ植え
- パンジーとアイビーの寄せ植え
- パンジーと相性の良い植物の寄せ植え
次に、おしゃれな寄せ植えおすすめ3選を紹介します。
パンジーだけの寄せ植え
パンジーは品種が豊富で花色や模様が様々あり、パンジーだけでの寄せ植えで色鮮やかな寄せ植えを楽しむことができます。
プランターでの寄せ植え時に気をつけなければいけないのが、植物の開花時期を揃えること。同じ時期に咲く花を揃えることできれいな寄せ植えを鑑賞できるからです。
しかし、パンジーだけの寄せ植えは、開花時期も同じなので当然見頃が同じになります。よって、簡単にさまざまな花色の組み合わせを楽しむプランターを作れますよ。
パンジーとアイビーの寄せ植え
パンジーとアイビーの組み合わせは色彩が良く、寄せ植えではよく用いられる組み合わせです。
アイビーはパンジーと同様に寒さに強く越冬します。そのため、プランターにアイビーを寄せ植えすると、パンジーの開花中ずっとかわいい色合いを楽しむことができるのでおすすめです。
パンジーと相性の良い植物の寄せ植え
プランターにパンジーを寄せ植えする際に、他の植物と寄せ植えすると色彩豊かで豪華な寄せ植えが作ることができます。しかし、気をつけなければならないことは、パンジーとの相性を考えて植えなければいけないということです。
相性の良い植物を知り、パンジーと一緒に寄せ植えすることで華やかなプランターを作れます。ここでは、パンジーと相性の良い植物を7つ紹介します。
チューリップ
おなじみのチューリップですが、パンジーとの相性が良いです。チューリップは春先の球根です。秋にパンジーの苗と一緒にチューリップの球根を寄せ植えします。春にはパンジーとチューリップがプランターに咲き誇りますよ。
ムスカリ
ムスカリは、春咲きの球根です。春になると白い縁取りのある青紫色の小花がたくさん連なるように咲きます。見た目はブドウが実ったように見えるのが特徴です。秋にパンジーの苗とムスカリの球根をプランターに植えます。
アネモネ
アネモネは、秋に植え春に咲く球根です。アネモネの花芯は落ち着いた色で、鮮やかなアネモネの花色を引き立てるコントラストが特徴。アネモネは下に葉が茂り、花はスーッと伸びます。プランターにパンジーと寄せ植えをすると高低差ができ、素敵な寄せ植えになります。
キンギョソウ
キンギョソウは、名前から想像する通り、花の形が金魚に似ています。大きく育つにつれ、たくさんの花をつけます。パンジーとキンギョソウを合わせることでかわいい雰囲気のプランターになりますよ。
ハボタン
ハボタンというとお正月の門松のイメージが強いですね。門松のハボタンのサイズは、プランターからはみ出す大きさです。しかし、近頃は寄せ植え用にミニサイズのハボタンがあります。小さいものは直径が2センチからありますよ。
シクラメン
冬の花の代表といえばシクラメンですね。シクラメンは、開花時期がパンジーと同じなので、プランターへの寄せ植えにピッタリのうえ長期間楽しめますよ。
ストック
ストックは、パンジーよりも背が高く上にストック下にパンジーといったプランターができあがります。花色が豊富でパンジーと相性抜群。また、ストックは見るだけでなく香りも楽しめる寄せ植えになります。
パンジーを長く楽しむためのコツ
プランターに寄せ植えしたパンジーを長く楽しむためにはコツがあります。
長く楽しむためのコツは、次の通りです。
- 寄せ植えに良い時期
- パンジーに適した土
- パンジー苗の寄せ植え間隔
- 根張りを良くする
- パンジーにおすすめの肥料
- 摘心
- 花がら摘み
ここでは、パンジーを長く楽しむための7つのコツについて詳しく解説します。長く楽しむためにパンジーにひと手間をかけましょう。
寄せ植えに良い時期
パンジーをプランターに寄せ植えする最適な時期は秋です。冬を越すパンジーは、春に植えるパンジーよりも丈夫に育ち、葉も花もしっかり茂るように成長します。最低気温が10度以下になる頃が最適。11月中旬から下旬に植え付けをしましょう。
パンジーに適した土
プランターでパンジーを育てる際は、市販のパンジー用の培養土が便利で安心です。もし、パンジー用の培養土が手に入らない時は、草花用培養土で大丈夫ですよ。
どちらも手に入らない時や、自分で土を作るときは、赤玉土:腐葉土:バーミキュライト=6:3:1の割合で配合し緩効性肥料を混ぜます。
パンジー苗の寄せ植え間隔
プランターに寄せ植えするときは、株と株の間隔を取って植えましょう。間隔は15センチから20センチあけるのが好ましいです。植える時は株間のすき間が気になりますが、春にはぎっしり詰まったプランターになりますよ。
根張りを良くする
ポットから取り出した苗は、プランターに寄せ植えする前に根鉢の底を3分の1くらいつぶしてから土へ植えましょう。根がびっしり張っていてつぶしにくいときは。ハサミで十字に切ることをおすすめします。無理やり強い力で追いつぶしすぎて根をいためないようにしましょう。
パンジーにおすすめの肥料
パンジーにはおすすめの肥料があります。市販のパンジー用化成肥料を使いましょう。手に入らない時は、草花用化成肥料を使います。
化成肥料は手軽に使えて初心者でも失敗せず使いやすい肥料ですよ。また、月に2回程度追肥をします。追肥には、パンジー専用の液肥をおすすめします。
摘心
パンジーをプランターに植えてしばらくすると、新しい芽が出てきます。この時に行う作業が摘心です。「芽を摘む」ということです。摘心をすると芽が活発に増え花付きを促します。手でちぎるのではなく、丁寧にはさみで切りましょう。
花がら摘み
パンジーの寄せ植えは、「花がら摘み」という作業が必要です。「花がら摘み」は、咲き終わった花をそのままにせず取り除く作業のことを言います。
長期間鑑賞を楽しむためには、「花がら摘み」が欠かせません。種になる力へ注がれる栄養を次の花の成長へ使われるように手助けをします。
花がらを摘む際は、花が力を無くし花全体が丸まってきたときです。できるだけ毎日「花がら摘み」をしましょう。適切な「花がら摘み」は、長く楽しめるしたくさんの花付きが期待できますよ。
まとめ
今回は、パンジーをプランターで長く楽しむコツや、1つのプランターに何株植えたら良いのかについて解説しました。
秋から春まで楽しめるパンジーですが、ひと手間かけるとさらに成長が期待でき、花数豊かなパンジーの寄せ植えを楽しめます。パンジーは、育てやすく寄せ植え初心者が挑戦しやすい花です。
プランターにパンジーだけを寄せ植えしたり、相性の良い植物と寄せ植えしたり、いろいろなパターンのプランターづくりにチャレンジするのもいいですね。
他の花の開花が少ない秋から冬、パンジーの寄せ植えがあると華やかになります。いろいろな組み合わせで自分流の素敵なプランターを楽しんでみましょう。