レモンバームと言えば、ハーブティーや肉・魚料理などに利用する葉が、レモンに似た爽やかで、甘い香りが特徴のハーブです。暑さ、寒さにも強く初心者の方でも種から育てやすいハーブです。
- 発芽適温:20℃前後
- 種まき時期:春(3~6月)、秋(9~11月)
- 生育適温:15~20℃
- 発芽日数:10~14日
レモンバームは、春、秋に種まきを行えます。発芽、生育共に、20℃ほどの温度があると良く発芽し、良く成長して行きます。発芽するまでの日数は、適温で管理して、14日間までに発芽してきます。
目次
種まき~栽培のポイント
まずはじめに、育苗ポットに土を入れ水やりをして湿らせます
※レモンバームは、種が小さく、初期生育が遅いので、畑に播くより、ポットで育苗するのが、おすすめです。
種を土の表面に均等になるように播き、軽く土をかぶせます。その時軽く手で押さえて下さい。発芽してくるまでは直射日光は避けて、土の表面が乾かないようにして、明るめの場所で管理して下さい。土の乾燥を防ぐため、軽くラップなどをかけておくと水分の蒸散を防ぐことが出来ます。しかし、発芽したら、すぐに取り外す事を忘れないで下さい。種が、腐ってしまう事もあるので注意が必要です。
発芽した後は、半日以上の日当たりと風通しの良い場所に置きます
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりやるようにします。土が乾いていないのに水をやり続ける事は、腐敗の原因となります。発芽して、生えそろってくると混み合ってきますので、成長の良い物を残して、混み合っている所を数回に分けて間引きして下さい。
大きく育てたい、室内で育てたいなどの場合は、大きめのポット植えで育てましょう
育苗ポットから、根を崩さないようにして植え替えます。ポットで栽培の場合は、18cm~21cmの鉢で、1本、65cmのプランターであれば、2~3本を植え付けます。露地に植えたいと言う場合は、植え付けの2週間以上前に、苦土石灰を入れておきます。また湿気を好むので、植え付け前に散水して、その後も土を乾かないようにしましょう。
植え付けたら、肥料と水、温度に注意
2週間に1回程度、液体肥料を薄めて与えて下さい。暑い時期は、直射日光を避けて、半日陰で管理して、水を切らさないように注意して下さい。レモンバームは多年草ですが、秋に種を播いた場合は寒さに向かって行く為、露地植えにした場合は、敷きわらなどで防寒をします。ポットやプランターの場合は、凍らない程度の温度で冬越しできますので、そのような場所に置きます。また、乾いた状態が続くと、葉が黄褐色に変色して、不快なにおいになるので、注意が必要です。
生育を良くするには
2ケ月もすると大きく茂ってきます。急速に大きくなるので、過繁茂になったら、枝を整理して風通しを良くしましょう。多年草なので、大株になったら株分けをして、新しいところへ植え付け出来ます。
まとめ
レモンバームは、レモンの爽やかな香りがするハーブです。葉を紅茶、ワインに浮かべたり、サラダに入れて香りを楽しみます。また、ドレッシングやソースにも利用でき、お風呂の入浴剤にするとリラックス効果があると言われています。春から秋まで成長を続けますので、いつでも葉を摘み取り、収穫して利用できます。
ご家庭で栽培した安心・安全なレモンバーム栽培にぜひチャレンジしてみて下さい。