家庭菜園で、土に白っぽいカビが生えたことのある方もいるのではないでしょうか。
カビが生える原因は?その対処法は?園芸初心者の方のために、その原因と対処法を紹介して行きます。
土に生える白カビの原因は?
白カビが生える原因は、いくつか考えられます。もし白カビが生えた場合は、以下のどれかを疑ってみてはいかがでしょうか。
- 水を与えすぎて、常に土が濡れた状態で、過湿になっている。
- 風通しが悪い場所で、水が乾きにくい。
- 有機質が分解されていない状態になっている。
- 光が十分に当たらず、水が乾きにくく、常に湿った状態になっている。
- 畑やプランターなどが、このような状態になっていないでしょうか?
カビが生える大きな要因は、水のやり過ぎとおかれた環境により、常に水分がある状態になっている事です。
白いカビが生えると何が起こる?
カビが生えると言う事は、水を与えすぎて過湿になっており「根腐れ」の心配があります。また、日光が当たらない場所であると「徒長」してしまいます。風通しが悪いのも植物にとって良い環境ではありません。それが、病害の発生に繋がってしまいます。
カビが直接植物に移ると言う事はありませんが、「うどんこ病」「灰色かび病」「白絹病」「炭そ病」などの病気の発生が心配されます。
白いカビの対処法
まず、カビを発生させない為の対策として、「水やり」が重要です。
畑では自然の雨がありますが、畑の土の状態で、雨がなく乾いていたら水やりが必要です。毎日やる必要はありません。プランターなども同じく、土が乾いたら水を与えて下さい。毎日水を与えるとやり過ぎとなるので、注意が必要です。
特にプランターでは、土が表面だけでなく乾ききった状態にして、たっぷり水を与えるのが基本と考えて下さい。毎日与えないと心配と言う方も、実践してみてください。
また、水はけの良い土にする事も大切です。水はそんなに与えていないけど・・・という方は、堆肥などで土壌改良をする事も必要です。植付前の畑の準備で、「牛糞」「バーク堆肥」を施して下さい。プランターや鉢植えの場合は、鉢底石を入れる事で、水はけも改善されます。
水以外の原因として、プランターなどで培養土を使用したり、腐葉土を購入して畑に入れたなどの場合に、腐葉土が完熟しておらず、白の放線菌というカビが生える事があります。それは、腐葉土を分解している菌です。
まとめ
白いカビは、特にプランターや鉢植えなどで発生する事が多いため、発生してしまったら、風通しの良い場所に移動させます。発生している土の表面を取り除く、水が多い場合、乾燥させていく事が大切です。
カビが発生したと言う事は、土の状態(水はけ)が良くない、置かれている環境が良くないなど、原因がある事を理解して、水やりの方法を変える、場所を変える、土自体を変えるなど、対策をとってみましょう。