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ぐんぐん育つ!失敗しないオクラの育て方

栄養たっぷりのネバネバ野菜、オクラを家庭菜園で育ててみませんか。夏野菜は育つのが早くて手入れも簡単なものが多く、家庭菜園初心者におすすめな植物がたくさんあります。

その中でも、花も美しいオクラは庭や畑向けの背が高い品種からプランター向けの比較的背が低い品種まで、育てやすくて人気があります。家庭菜園でオクラをたくさん収穫する育て方をご紹介していきましょう。

家庭菜園におすすめの野菜オクラとは?

オクラはハイビスカスに似た黄色くておしゃれな花を咲かせます。
私たちがスーパーなどで見かけるオクラは、花を落としたあとに付ける実を若いうちに収穫したものです。

実を切ると断面が星形をしているものが多く「映える料理レシピ」などにもよく登場しますね。

オクラは栄養面からみてもぜひ家庭菜園で育てたい野菜です。

  • 夏バテ防止に効果があるビタミンB群
  • 抗酸化作用があるβカロテン
  • オクラのネバネバは食物繊維

疲労回復やサビない身体づくり、そして腸内環境まで整えてくれる、まさに栄養バランスがよい緑黄色野菜ですね。

オクラの育て方スケジュール

家庭菜園でオクラを育てる場合のスケジュールについて見ていきましょう。

オクラの原産地はアフリカということもあって、高温に強く寒さに弱いという特徴があります。元気に育つ適温は20~30℃。日本の暑い夏にグングン育つわけですね。

では、家庭菜園でオクラを育て始めるのは何月頃なのでしょうか。オクラは家庭菜園初心者でも種から育てやすい植物です。発芽しやすい地面の温度は25~30℃といわれています。そのため、オクラを植える用土の準備もゴールデンウィーク頃におこなえば十分間に合いますよ。

もっと簡単に苗から育てたい場合は、キュウリやナス、トマトなどの他の夏野菜より少し遅れた、気温が高くなってくる時期に出回るオクラの苗を購入するようにしましょう。

オクラは気温の上昇とともにとても生育が旺盛になっていきます。
他の夏野菜の苗を購入できなかったときは、短期間で収穫できるオクラにチャレンジしてみるのもおすすめですね。

オクラの育て方とコツをご紹介

オクラの栽培に適した土づくり

オクラを家庭菜園で育てるときに覚えておきたい最初のポイントが、「オクラは肥料が大好き」ということです。

オクラを育てるための庭や畑での土づくりでは、しっかりと元肥を混ぜ込んで肥よくな土壌を準備することが大切です。

オクラは肥料が大好き

  • 元肥を混ぜ込んで肥よくな土壌をつくる
  • 苦土石灰を混ぜて酸性度を中和
  • プランターでは野菜用の培養土を準備

また、オクラは酸性土壌での栽培には適していません。そのため、種まきや苗を植え付ける2週間前に、苦土石灰を混ぜて用土の酸性度を中和させておくことが必要です。植え付けの1週間前には有機配合肥料を追加して畝を立てておきます。背の高いオクラを育てる畝は15~20cm以上と高めにすると排水もよくなります。

プランター菜園でオクラを育てるときには、肥料があらかじめ配合されている野菜用の培養土を使うと便利です。その場合は特に元肥を追加する必要はありません。

オクラは背が高い、直根性の植物です。真っすぐ伸びる根を土の中に深く伸ばしていきます。草丈も1mくらいまで育つ品種が多いため、プランターは深さが30cm程度のものを用意するようにしましょう。

オクラを種から育ててみよう

オクラの種をまく時期

オクラは暑さに強く寒さにはとても弱い植物です。必ず晩霜がおりる心配がなくなり地面の温度の上昇を待って種をまくように注意しましょう。庭や畑に直まきする場合は、地面の温度が15℃以上になったころが適期です。

  • オクラは寒さに弱い
  • 直まきは地面の温度が15℃以上になってから
  • マルチングして発芽を促進しよう

また、地面の温度を保つためや雑草を防ぐ意味でも「マルチ」とよばれるビニール資材を取り入れるのがおすすめです。畝全体をマルチで覆ってやると、発芽に適した温度が保たれて発芽率が良くなり、病気に強い健康な苗が育ちます。

オクラが生育する時期は雑草が生えやすい梅雨から夏です。草抜きの手間を省く点からも、マルチングは家庭菜園初心者も取り入れてみたい園芸テクニックです。

オクラの種のまき方

オクラの種まきを成功させるコツを2つご紹介しましょう。

  1. 種をまく時期と地面温度の管理
  2. 種を1日水につけてからまく

種をまくのは晩霜の心配がなくなってから、そして種まき後は地面温度の管理をします。

オクラの種は「硬実種子」とよばれる種の皮が硬い種子です。オクラの種が発芽しない場合は、種を1日水につけてからまく、種の表面に割れ目を入れてからまくなどすると発芽しやすくなります。

種をまくときにはあらかじめ用土に水やりをして湿った環境にします。

ポットにまくとき、プランターや庭、畑に直接まく場合も、同じように直径4~5cm、深さ1cm程度の穴を開けます。

そこへオクラの種を4~5粒ずつまいて上から土をかけ軽く手で押さえましょう。さらに上からジョウロなどでやさしく水やりをします。

オクラが発芽するまでの管理

オクラの種が発芽するまでの日数は、地面の温度と気温によって差が大きいのが特徴です。

気温が25~30℃の環境では、種をまいてから3~5日で85%の発芽率が確認されています。20℃では発芽するまでに10日程度、15℃では20日ほどかかり、発芽率も60%まで低下します。

そのため、オクラの種をまいた後はマルチングなどで保温をおこなって、発芽適温を保つことが重要です。

オクラの間引き方

オクラは根が傷つきやすい植物です。真っすぐな根を深く張る直根性のオクラは、間引く作業で根が傷つくと生育がとても悪くなります。

発芽してから本葉が2~3枚まではそのまま育てましょう。

生育のよい株を残して、1カ所に2~3本になるよう他の株は根元からハサミで切り取る方法が一般的です。

オクラの苗から育てる方法

オクラの苗の選び方

種まきからでも家庭菜園で育てられるオクラですが、より簡単にオクラを育てたいときには販売されている苗を購入するのもおすすめです。

オクラの苗の選び方のポイントは、成長しすぎている苗は避けることです。大きく成長しているオクラは根も伸びています。そのため、ポットからプランターや地植えにするときに根をいためてしまう可能性が高くなります。

具体的には

  • 本葉が3~4枚
  • 葉の色が濃い
  • 茎が太くて節の間が詰まっている(間延びしていない)

苗を選ぶようにしましょう。

苗選びは表面だけを見るのではなく、葉の裏もチェックしてハダニなどの病害虫の害がないかも確認するのがポイントです。

オクラの苗の植え付け

オクラの植え付けは時期に気をつけるようにしましょう。寒さに弱いオクラは5月中旬から6月中旬ごろまでが植え付けの適期です。それ以前に植え付ける場合には不織布でトンネルを作って、苗を適温で育つ環境を整える必要があります。

くり返しになりますが、オクラは根を傷つけるとその後の生育がとても悪くなります

ポットで育てた苗や、購入した苗を植え付けるときは、根鉢をくずさないよう丁寧にあつかうように気をつけてください。一方で、真っすぐ根をのばすオクラは株の間が狭くても丈夫に成長します。プランターで育てる場合には25cm、庭や畑に地植えする場合は40cm以上株を離して植え付けます。

オクラが成長すると大きな葉を広げます。その葉に日光がしっかりと当たることで病害虫の被害や収穫量に大きく関わることがわかっています。できる範囲で株の間を開けて植え付けると、丈夫にオクラが育って収穫量が増えますよ

オクラの仕立て方

オクラは庭や畑では2mと人の背の高さより大きく育つ植物です。オクラを家庭菜園で育てるときには、1つの苗に1本の支柱を立てるようにしましょう。

真っすぐ伸びるオクラは他の夏野菜と比べると、仕立てが難しくありません。強風や台風で茎が折れるのを防ぐために、長い支柱を用意して8の字に麻ひもなどで支柱に固定します。

オクラの水やりポイント

オクラは乾燥に強い植物ですが、水切れを起こすと株が弱って収穫量が減ってしまいます。

プランター菜園で育てているオクラには、乾燥しやすい夏は朝晩2回の水やりがおすすめです。特に花が咲き始めて次々と実がなり始める時期にはしっかりと水を与えてあげましょう。

梅雨が明けて夏真っ盛りになると、庭や畑のオクラにもこまめな水やりが必要です。一度の水やりでたっぷりと潅水するほうが効果があります。わらを敷いたり、マルチングをしたりすると株の乾燥を防いで成長がよくなります。

オクラの側枝管理

オクラは主枝から出る側枝の整理やわき芽をかく必要がありません。そのまま放任して育てることでかえって収穫量が増えます。

オクラの追肥タイミング

短期間で大きく育つオクラは肥料切れに注意したい植物です。6月下旬から7月上旬になるとオクラの成長の勢いがグンと増します。

その頃に最初の追肥をおこなうと、肥料切れを起こさず草勢を保ったまま花と実をたくさんつけてくれます。さらに結実してからは、2~3週間に1度、速効性のある化成肥料を追肥しましょう。

開花している節から上に3枚以上大きな葉が開いているのがオクラの最適な状態です。定期的な追肥をおこなうことで、より長い期間オクラを収穫することができます。

オクラの栽培で気をつけたい病気

オクラの葉や実に斑点などの異常がみられる場合は、病原菌に感染していることが考えられます。

オクラに見られる主な病気は

  • うどん粉病
  • 葉枯細菌病
  • 半身萎凋病

があります

うどん粉病はキュウリやナスなどの夏野菜にも多く見られる病気です。葉の表面がまるで「うどん粉」をまぶしたように白っぽくなります。うどん粉病は病原菌である胞子が風で運ばれて次々と伝染します。真夏ではなく、まだ涼しい初夏から梅雨時期に葉が混み合って風通しが悪い場所で多くみられます。

葉枯細菌病は土壌中に生息する病原菌がもとで発生する病気です。病気にかかった株の葉には褐色の斑点が見られます。水やりや雨水がはね返って植物にとどき感染することがわかっています。対策としてはマルチングが効果的です。

半身萎凋病も土壌伝染性の病原菌が原因で起こる病気です。病気にかかったオクラは、株の下の方の葉の縁からしおれて落葉してしまいます。早期に発見して病気にかかっている株を処分するようにしましょう。

オクラの栽培で気をつけたい害虫

家庭菜園ではできるだけ農薬を使わずに安心安全なオクラを育てたいものです。そのためには、害虫の種類を知り、早く見つけて対策をすることが重要です。

オクラの栽培で気をつけたい害虫とはどんな種類があるのか見ていきましょう。

オクラの葉と茎に被害をおよぼす主な害虫は

  • アブラムシ
  • ワタノメイガ

があげられます。

アブラムシは体長1~2mmととても小さな虫です。繁殖力が高く葉の裏側から吸汁します。また、アブラムシはウィルス病を持ち込んでくるやっかいな害虫です。

対策としては、日光を反射するシルバーのマルチを敷くことや、頻繁に葉の裏側を観察してアブラムシを見つけたらすぐに取り除くことが効果的です。

オクラの葉が筒状に巻かれていたら、そこにはワタノメイガの幼虫が潜んでいるはず。

別名ハマキムシとも呼ばれるワタノメイガの幼虫は、筒状に巻いた葉の内側から食害していく害虫です。早めに見つけて食害をうけている部分を切り取って処分すると、残りの葉は元気に生育します。

次にオクラの実に被害をおよぼす主な害虫についても知っておきましょう。

オクラの実の主な害虫は

  • カメムシ
  • タバコガ

があげられます。

カメムシは成虫が飛来して実につき吸汁する害虫です。せっかく家庭菜園で実ったオクラの収穫直前の被害は最小限にとどめたいですね。カメムシは捕まえようとすると独特の嫌なニオイを出してきます。ガムテープなどで包んで捕獲するのがおすすめですよ。

タバコガの幼虫はオクラの実に穴を開けて中に入り込んで食害します。放置すると実の被害があっという間に広がってしまう、とても繁殖力の強い害虫です。オクラを観察して、葉や蕾などに卵が生みつけられていないか、実に穴が開いていないかを確認して取り除くようにしましょう。

オクラの上手な育て方3つのコツ

オクラは家庭菜園初心者でも育てやすくて栄養価の高い夏野菜です。失敗せずにおいしいオクラをたくさん収穫するための3つのコツをご紹介しましょう。

苗を購入したら株分けせずに植え付ける

オクラは真っすぐな根を深く伸ばす植物です。その根を傷つけてしまうと、オクラの成長や収穫量に大きくかかわってしまいます。そのため、プランターや庭、畑など場所を問わず、オクラは暖かくなって地面の温度が上がってから種を直まきするのがおすすめです。

プランター菜園では不織布を使ったトンネルを作る、庭や畑ではマルチングをおこなうと発芽に適した温度を保てます。そうすることで、発芽までの日数が短くなり、発芽率も上がりますよ。

ポットで育てた苗や購入した苗を植えるときは、3~4株が混み合って育っていてもそのまま植え付けるのが大切なポイントです。

家庭菜園初心者の失敗例としてよくあるのが、株分けして植え付けてしまうことです。ポットの中でオクラの根はからみ合っています。根鉢を崩して株分けすると、結果的にオクラの根を傷めてしまうのです。

ですから、オクラの苗はポットから根鉢を崩さないようにやさしく取り出して、そのまま植え付けるようにしましょう。

害虫対策をおこたらない

家庭菜園では農薬をできるだけ使わずに栽培することが多いですね。そのため、どうしても害虫の被害が多くなりがちです。

害虫対策はこまめな観察と早めの駆除が重要になります。

オクラがまだ苗の間は特に葉の裏を観察して、ダニやカビ、アブラムシの被害がないか確認するようにしましょう。
オクラの成長期には葉や茎をよく観察して、卵が産みつけられていたらすぐに処分するのがおすすめです。

オクラの大きな葉が筒状に巻いていたら、ハマキガの幼虫が潜んでいますよ。ハサミで切り取って退治すると被害を最小限に防げます

収穫に適した時期をのがさない

収穫の適期を逃さないのがおいしいオクラを育てるコツです。

オクラは収穫期に入ると毎日のように蕾をつけて美しい花を咲かせます。高温な真夏には、朝観察した小さなオクラの実が夕方には食べごろの大きさになっていることもありますよ。

オクラはやわらかい若い実のうちに収穫するのがおすすめです。収穫時期を逃すと実が硬くなって繊維質が多い食感になってしまいます。

オクラの収穫時期にはこまめに観察して、食べごろの5~8cmになった実を早めに収穫するようにしましょう。

家庭菜園でオクラを育ててみよう!

短期間で大きく育つオクラは、家庭菜園初心者もコツをつかめば失敗が少ないおすすめの野菜です。サッとゆでてサラダに、また天ぷらや和え物レシピでも彩りを添えてくれる栄養たっぷりのオクラ。

ご紹介したポイントをおさえて、夏の家庭菜園でぜひ育ててみてください!

 

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