夏のビールのお供にかかせない枝豆。自分で育てようと頑張ってみたけど、うまく発芽しないなんてことはありませんか?
今回は、そんな枝豆の発芽率を上げるコツについて、紹介して行きます。
枝豆?大豆?
枝豆は、大豆です。枝豆は大豆を若採りすると美味しい品種が枝豆で、完熟したものを乾燥させたものが大豆と呼ばれています。大豆用の品種でも若採りして食べる事は出来ますが、サヤの表面の産毛が多く、ごわついたりするなどの欠点があります。枝豆用の品種は産毛も短くやわらかい為、ほとんど気にならず、食味も優れています。
枝豆の種まきのコツ
枝豆は栄養豊富なだけに水分を含んだ状態で腐りやすく、そういうところが枝豆の種まきに失敗する最大の要因です。
種を一晩水につけると失敗の原因に
一般的に、種の表皮が硬いものは一晩水につけてまいた方がよいと言われてますが、1でもお伝えしたように、枝豆の種は水につけると水分が多くなりすぎて腐敗しやすくなります。枝豆の種は水につけず、そのまま土に種まきをします。
種を播くときの土
枝豆を播くときは、腐敗を防ぐために、種まき用の土を使うのがおすすめです。無肥料の物が良いので、バーミキュライトや赤玉土でもOKです。清潔な新しい土に播く事で、豆が腐らないようにします。
トレーに種を播く
浅めのトレーにバーミキュライトを入れて十分に湿らせて、その上に枝豆を播きます。播くといっても、湿らせたバーミキュライトに枝豆を置くだけです。その時、豆のお歯黒(黒い筋)の部分を下にします。枝豆の種まきは、豆を土に完全に埋めるのではなく用土に半分くらい埋めて、お歯黒を下にして軽く抑えます。
そして、豆の表面を軽く霧吹きで水を与えて行くと、水分を吸収して枝豆がふくらんできます。
芽が出るまでは乾かないように
枝豆の種まきが終わったら、発芽するまでは表面が乾かないように、軽く霧吹きを行います。うまくいくと3日目には、芽が出始めてきます。
うまく発芽させるには、発芽までの日数が短い方が良いです。発芽までの日数が長くなると腐敗のリスクは高くなります。枝豆は高温性の植物なので、少し温度を上げてあげると割と早く発芽します。
発芽後の定植
芽が出た枝豆は4~5cmの長さになっていると思います。定植するときは深い穴を掘って、枝豆の根を痛めないように植えつけます。豆が二葉になりつつある部分が隠れるように、0.5cm~1cmほどの土をかけます。
植え付けたら水やりをして、そのあと双葉が土の上に出てくるまでは、水やりは控えます。この後は、過湿に注意して、窒素肥料を控え、カリ肥料を多めに与えて育てましょう。
まとめ
枝豆は、水につけると腐敗しやすくなります。種を播くときは、トレーなどに種まき用の土で播いて、軽く霧吹きなどで乾かない様に管理し、発芽したら定植します。
畑に直接播くより、トレーに播いた方が発芽率もあがりますよ。