スターガードとアクタラ粒剤の使い分けを教えてください。
害虫対策
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スターガードとアクタラ粒剤の使い分けを教えてください。
スターガード粒剤とアクタラ粒剤は、成分は異なりますが同じネオニコチノイド系に属する殺虫剤で、似通った点も多くあります。
使用方法や効果期間など一般的な性能は、ほぼ同等といっても過言ではありません。
ただし、使用できる作物、適用害虫の登録上の違いがあり、使い分けをすることもあります。
例として、2024年10月時点の登録で違いを紹介します。
使える作物でみると、両者とも、主要な作物にはほぼ全て登録がありますが、
例えば、スターガードでは枝豆、かぼちゃ、オクラにも使える点がアクタラとは異なり、
一方で、アクタラでは里芋、ジャガイモ、サツマイモに使える点がスターガードとは異なります。
適用害虫でみると、アブラムシやコナガ、アオムシ、コナジラミなど一般的な害虫は両者ともに登録がありますが、
例えば、スターガードではキスジミノハムシやフタスジヒメハムシなどのハムシの登録がありますが、アクタラにはありません。
一方で、アクタラではコガネムシの幼虫やネギアザミウマの登録がありますが、スターガードにはありません。
ダイコンでハムシに困っていたらスターガードですし、キャベツでシンクイムシに困っていたらアクタラです。
どんな作物に使うか、自分の畑にはどんな害虫がいるのか、を把握したうえで、農薬を選ぶことができると、効果的な防除が可能になります。
どちらも広範囲の作物と害虫を対策できるという点では遜色なく、優劣はつけられないです。
いずれにしても、お手元の商品パッケージに記載の農薬登録を必ずご確認の上、ご使用ください。
ご参考になれば幸いです。