こんにちは!農業屋 鈴鹿店です。
いよいよ12月に入りました。
天気予報通り、一気に気温が下がりましたね。
野菜や果樹などの防寒対策はばっちりでしょうか?
収穫したさつまいもや里芋、生姜なども寒さに当たると傷んでしまうため、こちらもしっかり防寒してくださいね。
12月には園芸作業は落ち着いてきますが、まだまだできることはあります。
土づくり、堆肥作りなど、この時期は落ち葉や枯草を利用することもできます。
枯草や落ち葉などを利用する場合、土づくりの時は石灰窒素を入れるのがおすすめです。
発酵不足の場合、腐敗臭があったり、春先に雑草の種が一気に発芽してしまったりすることがありますが、石灰窒素を入れることでそういった失敗が防げる他、土壌の殺菌効果もある為、線虫類を減らしたり、土壌の菌が原因の病気を抑える効果もあります。(むしろ、こちらをメインに買われる方がほとんどです!)
12月には剪定作業もできます。剪定で出た枝などもきちんと発酵させると堆肥になります。(時間はかかりますが)
剪定する際は是非枝や葉に異常がないかしっかり確認をしてください。
特に、白やピンク、茶色などのロウ状のものがついている、あるいは葉が黒く汚れている場合、カイガラムシが付いている可能性があります。
手で取ったりするには難しい形や強さ、数の多さで、無農薬での駆除はかなり難しいです。
更にカイガラムシには通常の農薬はほぼ効きません。
自身の分泌物で作ったロウで薬を弾いてしまう為、石灰硫黄合剤やマシン油で体を覆って窒息死させる必要があります。
これらの農薬を濃く作って撒くのですが、その作業は果樹などが休眠する冬の期間でないと株にもダメージが出てしまいます。
もし上記のような症状がある木がありましたら、この冬の間に対策してくださいね。
防草シート貼りも今の時期に行うと雑草も枯れているか弱っていますので草刈りの手間を省けます。
雪が降ってしまうと作業が難しくなる為、積雪する地域の方はその前に済ませてしまうのがおすすめです。
たくさん書きましたが、他にも年末のお歳暮の準備や餅つきなどの支度、農機具のメンテナンスと保管、掃除などなど、思いつくだけでもかなり忙しそうです。
お掃除を楽にするアイテムや門松、餅米、お餅の予約、販売なども行っていますので、是非一度農業屋へお越しくださいね!